今、ヘッドホン市場が世界的に拡大している。アンプやスピーカーなどのオーディオ市場がじり貧のなか、高級モデルからお手軽な1000円台のモデルまで幅広く売れている。
その買い替えのきっかけとなるのが「破損」だ。ケーブルの端子部の接触不良になったり、ヘッドホンのハウジングのウレタンが破れたり。毎日使っていると、どうしても破損や劣化は免れない。
1万円以上の高級ヘッドホンも一部のユーザーの中で人気となっており、数千円のモデルなら携帯音楽プレーヤーなどに付属するものよりも高い満足度が得られることも多い。だが、またすぐに壊れてしまうのなら、あまり高いモデルは買えないという人も多いのではないだろうか。
180度広げても壊れないフィリップス「SHO9565」
そこで今回紹介するのは、「丈夫さ」を追求したヘッドホンだ。まずはフィリップスがスポーツアパレルメーカーの「O'Neill(オニール)」とのコラボレーションで開発したオーバーヘッド型ヘッドホン「SHO9565」(実勢価格1万4800円)を紹介しよう。
「SHO9565」は、ヘッドバンドに伸びやひねりに強い「スーパーストレッチポリマー」と呼ばれる素材を用いており、ケーブルにはオニールが培ったウエットスーツの素材を用いたモデルだ。
フィリップスエレクトロニクスジャパン コンシューマー ライフスタイル事業部 マーケティング マネージャーの佐野泰介氏は「我々が調査したところ、約6割の方が1年に1回、ヘッドホンが壊れたから買い替えていると答えているのです」と語る。
「一番多いケースが断線です。インナーイヤーヘッドホンの場合はハウジングの部分が割れてしまうというケースが多いです。オーバーヘッドタイプの場合もハウジングの部分が割れてしまったり、イヤーパッドがへたってしまうというケースが多いですね」(佐野氏)
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